WordPressをレスポンンシブ対応にすることは検索上位を獲得するには必須です。
レスポンシブデザインに対応したテーマを買う、もしくはWptouchプラグインをインストールすることでスマホ最適化することができます。また画像のサイズを変更することで、スマホでのサイトスピードを上げることができます。
この記事では、アメリカの大学で学んだ知識を元に具体的なWordPressのスマホ最適化の方法について解説していきます。
目次
モバイルユーザーの増加
統計によると約58%のユーザーがモバイルを使って検索していると示されています。
モバイルの増加は今後さらに拍車がかかると予想されます。したがって Googleもモバイル化されたサイトをより評価する動き出ています。
近年ではモバイル化されたページを主として考え、デスクトップのページを副として考えるとも公式的に発表しています。
レスポンシブ化の重要性を理解する
まずはGoogle Analyticsを使って、自分のサイトのユーザーのデバイスをチェックしてみてください。ほとんどの場合、スマホユーザーがデスクトップユーザーより多いのではないのかと思います。
ウェブサイトをスマホ対応にすることは、SEO対策においてかなり重要です。まずは手始めにGoogle’s Mobile-Friendly Testを使って、自分のサイトがモバイル化になっているかテストしてみてください。ただURLを入れるだけで結果を得ることができます。
Googleの方針に従う
現在95%の検索は Google で行われています。したがって Google の方針に従うことは検索上位 を取るためには必須となってきます。近年、グーグルはモバイル化されたウェブサイトの検索順位を上位表示するアルゴリズムを取り入れています。
Googleはスマホ版のサイトを標準にし、pc表示を次にすると発表しています。つまり、WordPressで作ったサイトをスマホ対応化することは必要不可欠になっています。
モバイルインデックスとは?
昔Google はモバイル版とデスクトップ版を別々にインデックスしていました。したがって iPhone や Android などの端末で検索がされた時には、モバイルとしてインデックスされたページを表示していました。
しかし、Googleは方針を変え、どのデバイスから検索されようがモバイルでインデックスされたページから検索結果を表示するようになりました。モバイル化されてないページはデスクトップでも上位表示されづらいということがわかります。
どのような場合に検索順位が落ちるのか
ではどのような場合に検索順位が通常よりも落ちてしまうのでしょうか?
以下のケースに該当する場合は検索結果で上位表示されづらいと予測されます。
・モバイル化のページでコンテンツがタブの中に隠れている
・モバイル化のページでロードスピードが遅い
・UX デザインがされていない
テンプレートでレスポンシブデザインを探す
WordPressを使っている皆さん、どのテーマを使っていますか?
WordPressの中でもしっかりとスマホ版に対応しているものを使うことでSEOが上がり、検索結果で上位に表示されるようになります。
僕がおすすめするWordPressのテーマを紹介しますね。
WpTouchをインストールする
WordPressの無料のテンプレートを使用している人はWptouchをインストールした方がいいです。
WordPressのプラグインです。控えめに言って性能がやばいです。勝手にWordPressをレスポンシブデザインにしてくれます。特にWordPressで無料テーマを使っている方はインストールした方が良いです。
有料テーマを使っている方はあまり必要ないでしょう。
WordPressの高速化
大きい容量の画像や動画を使用している場合は、サイズを小さくし、WordPressの最適化を検討しましょう。できるだけサイトを軽くし、モバイルにも迅速に表示させる必要があります。ブラウザからダウンロードする容量を減らし、サイトスピードを高めましょう。
EWWW Image Optimizer
画像最適化にはEWWW Image Optimizerをインストールするのがオススメです。新規画像だけでなくすでに入れた既存の画像の圧縮も行ってくれます。画像を最適化して、画像内の余分なデータも削除することで、画像ファイルの容量を軽量化してくれます。そして一度設定してしまえば、あとは画像ファイルを自動圧縮してくれるところがオススメ。
Wp Fastest Cache
またWp Fastest Cacheを使うことでもサイトスピードを上げることができます。個人的にはこのプラグインは割と入れた方がいいと思います。設定は簡単ですし、 このプラグインを入れることによってサイトスピードをかなり早めることができます。
最後はGoogle’s Mobile-Friendly TestにURLを入れて、モバイルスピードが速いことを確認してください。
画像最適化以外にも WordPressを高速化させる方法はいっぱいあります。例えば画像表示を遅延させたり、 不要なプラグインをアンインストールしたり、HTMLやCSSのコードを圧縮する方法があります。
WordPressスマホ用カスタマイズ
レスポンシブデザインのテーマ、プラグインを導入した後もさらにWordPressをスマホ用にカスタマイズする必要があります。特にブログを運営している方は、スマホでのユーザーエクスペリエンスを上げる必要があります。
記事を投稿する際には、スマホ版でどのように見えてるかチェックする必要があります。以下に気をつけて記事をカスタマイズしましょう。
・画像ははみ出てないか
・改行がきちんと行われているか
・スマホの画面が文字で埋め尽くされていないか(画像が適度に貼られているか)
・スマホ版でも文字の大きさが適切か(私はスマホ版の文字の大きさをCSSで変更しています。)
・一つの段落に含まれる文字数は適切か
・モバイル版でのヘッダー画像は適切な大きさか
モバイルからのクリック率(検索結果)を上げる
SEO対策の記事でも述べたように検索結果画面でのクリック率はかなり検索順位に影響してきます。
タイトルタグやメタディスクリプションはデスクトップとモバイルでは異なる表示になります。デスクトップの方がより長く表示され、モバイルではより短く表示されます。
従ってモバイルバージョンでのクリック率を高める努力をしなければなりません。
Google Search Consoleを使う
そこで使うツールは Google Search Console(新しい方)です。〔
検索パフォーマンス〕→ 〔ページ〕に行って、具体的なページをクリックしてください。
そのあと、〔デバイス〕をクリックすることによって、各ページのモバイル、デスクトップのCTR(クリック率)を見ることができます。
このようにほとんどの場合、CTRは違っています。ここでモバイル>PCとなっていればOKですが、逆の場合はモバイル版のタイトルタグかメタディスクリプションに問題がある可能性があります。
モバイルからの直帰率を低くする
先ほどとは違ってGoogle Analyticsを使ってモバイル化を最適化する方法もあります。
まずはGoogle Analyticsを開いて、〔行動〕→〔検索パフォーマンス〕→〔サイトコンテンツ〕→〔ランディングページ〕→〔セカンダリディメンションをデバイスに設定〕
ここでデスクトップ版とモバイル版での直帰率の差を見ることができます。
もし、モバイル版での直帰率が多い場合(特に滞在時間が少ない場合)には、何らかの問題があると考えられます。
モバイル版で見にくいやデザインが良くないなどの問題があるかと思います。
AMPはやった方がいいのか?
AMP(Accelerated Mobile Pages)とはGoogleとTwitterで共同開発されている、モバイル端末でウェブページを高速表示するためのプロジェクトです。実際、AMPに切り替えると、そうでないページに比べて4倍のスピードを誇ると言われています。
SEOにとってプラスに働くと思われていました。しかし、僕の意見ではAMPはやらない方が良いです。
おはようございます!
AMPでデザインが崩れるという噂、本当でした!
コレくらいなら別にいっかー?って思ってましたが、リンカーが跡形も無く崩れていたのでリンカー貼ってあるページはちょっとずつ戻そう…✨ pic.twitter.com/d43BkiBgjo
— ちびうし@栄養×フィットネス (@hana_bi30) December 15, 2018
リアルタイムで反応してれば恐らくAMPのアナリティクスは設定できてるはず…
ただAMPはその他諸々も不具合起きるやで・アドセンスもAMP用のコードがある
・JavaScriptを使ってる機能(プラグインとかです)はほぼ動かない
・CSS(装飾やサイトの外観)は一部を除いて崩れるので上記確認するといいやで
— こいし@石 (@koishiyade) December 11, 2018
AMPを行うことによって、機能が極限に制限されてしまいます。
Google Adsenseの広告や、内部リンクのカードなども一切無効化されてしまいます。AMPはCSSに対してかなり制限を設けているので、サイトのページもシンプルになりやすいです。
被リンクも無効化される可能性?
AMP化されたページへのリンクはすべてGoogleに吸収されてしまいます。
つまり、今まで誰かのページからのリンクは、実際にサイトのページにリンクされていたのですが、AMPの場合は、Google.comのサイト(の個人のAMP部分)へとリンクが向かってしまいます。
これは自分のサイトのページに被リンクが来てることにはならないので、SEO的には全く良くありません。(被リンクが自分のページではなくGoogleの評価を上げているだけ)
結論:AMPはやらなくていいです。AMPをした方が上位に表示されるなどの情報を耳にしますがそれは無視して構わないです。
まとめ
Wptouchは優れていて、コーディングなしでサイトをモバイル化することができます。
無料のWordPressを使っている人は検討してましょう。
SEO対策につながるプラグインのインストールについては以下の記事をご覧ください。
たった今、試してみたところ、「このページはモバイル フレンドリーではありません」と出ました。
対策しないと!
WPtouchをインストールしたら、モバイルフレンドリーには変わりましたが、スマホ用のデザイン自体が変わりました。
早くなってるのなら良しとします^^
納得いくデザインですか?