Uberという配車サービスを聞いたことがありますか?
アメリカをはじめ多くの国では、当たり前のように日常生活で使われていて、タクシーより安く目的地まで車で送迎してもらうことができます。このような便利なサービスにも関わらず、日本では全く流行っていません。
この記事ではなぜ日本でUberが流行っていないのかについてアメリカと比較しながら解説していきます。
【Uberのプロモーションコードはこちら】
Uberアプリを持っている方は、左のサイドバーから、【お支払い】→【プロモーション】で上のコードを入れると、Uberで割引(2,000円)が適用されます。
Uberアプリをまだダウンロードしてない方はこちらから割引を受けることができます。
Uberとは?
Uberとはウーバー・テクノロジーが提供するタクシーの配車アプリです。
通常タクシーに乗るときは手を上げなければいけないですが、Uberのアプリを使えば、自分の場所にドライバーが迎えに来てくれて自分の目的地まで連れて行ってくれます。Uberの値段はタクシーより安いため、アメリカや他の国ではかなり流行っています。
Uberはこの動画見たいな感じです。
日本ではどこのエリアでUberが使えるの?料金は?
上の動画を見ていただければわかりますが、日本ではまだそこまで流行っていません。
日本ではまだ主に東京付近でしかUberは使えないようです。
日本のUberではこのような感じの車種のラインナップになっています。
・ハイヤー
・ブラックバン
・プレミアムTAXI
・TAXI
UberはGoogle mapと連動しているのでかなり便利です。海外や東京などUberが使われている場所でGoogle mapを開くと自動でUberの情報を見ることが出来ます。
しかし、日本のUberの料金は正直高いですね・・・
タクシーを使った方が安いのでは?と思ってしまうほどです。
ただUberには深夜料金がないので、飲み会後に終電に乗り遅れた時などはかなり便利です。あとUberだとタクシーをわざわざ探さなくてよいので便利です。
アメリカのUberはこんな感じ
ちなみに僕が住んでいるアメリカのUberはこんな感じです。同じ20分の乗車なのに日本と値段が全然違いますね・・。
アメリカの方が物価が高いのにUberは日本より断然安いです。
Uberの選択肢がめっちゃ多いです。PoolというのはUberを複数の人ででシェアするサービスです。
例えば、ロサンゼルスからサンタモニカに行く間にAさんとBさんが別々に乗ってくるような感じです。Poolは他人と値段をシェアできるのでかなり安くつきます。
またアメリカではUberと同じようなサービスをしているLyftもあります。
海外では積極的にUberやLyftを使おう
UberとLyftではぼったくりに会うことがないし、ドライバーと話さなくても良いので、海外ではかなり便利です。海外ではタクシーが外国人観光客を騙すのが当たり前なので、UberとLyftは必須です。
たまにLyftの方が結構安かったりするので、値段を毎回チェックし、使い分けるといった感じです。
どちらもプロモーションコードを入れることで2000円ほど割引が受けられるのでかなりお得です。
【Uberのプロモーションコードはこちら】
Uberアプリを持っている方は、左のサイドバーから、【お支払い】→【プロモーション】で上のコード(shinyat82ue)を入れると、Uberで割引(2,000円)が適用されます。Uberアプリをまだダウンロードしてない方はこちらから割引を受けることができます。
プロモーションコード:shinyat82ue
【Lyftのプロモーションコードはこちら】
Lyftのアプリを持っている人は左のサイドバーの【プロモーション】を選択すると、プロモーションコードを入れる場所が出てくるので、画像のコードを入れると割引を手に入れることができます。Lyftアプリをまだダウンロードしてない方はこちらから割引を受けることができます。
プロモーションコード:SHINYA61879
日本でUberが流行らない理由は?規制が厳しい
アメリカをはじめ海外で毎日多くの人に使われているUber。
日本で流行らない背景にはどのような理由があるのでしょうか?
僕はアメリカに住んでいて、当たり前のようにUberを使っているので、日本にUberがあまり使えないことが衝撃です・・
①白タクの違法
現在、東京ではUberを利用することができますが、呼べる車はタクシーに限られます。Uber Xというものが導入されると、一般人が運転する車に乗ることができるようになるのですが現時点ではまだ違法の扱いになっています。
実際に2015年、福岡県ではUberのテスト期間として自家用車を使ってライドシェアが行われていました。しかし約3か月の間に国土交通省の指摘を受け、サービスの停止を余儀なくされました。
法律上ではUberは禁止
道路運送法上、タクシーの運転には許可証が必要で、許可証なしでは有償で行ってはいけないとされています。東京ではUberとタクシーが提携しているので問題ないですが、福岡県のテスト期間中にはドライバーが許可を持っていなかったため問題になりました。さすが日本、規制がかなり厳しいですね。
②タクシー業界の断固拒否
先日Twitterでバズったツイートですが、日本のタクシー業界は断固としてUberを拒んでいます。彼らは自分たちの仕事がUberによって奪われると主張しています。一般人としてUberに登録してレビューを稼げば何ら問題ないと個人的には思うのですが、この動画の通り断固として反対を示しています。
Uberの方がユーザーにとってプラスでは・・?
Uberは迂回して余計なお金を取ることができないので、迂回して余計にチャージするタクシー運転手の悪さを防いでくれます。またUberはレビュー性なので自分で運転手を選ぶことができ、信頼してライドシェアをすることができます。
一般的にUberの方がタクシーより値段が安いのでよりユーザーフレンドリーだと言えます。
たまにお客さんとの話題にも出るライドシェア
海外はUBERが発達していてすぐ来てくれるし、料金ボッタクリもできない仕組みになってるから安心
早く日本でも実装して欲しい、日本のタクシーは高すぎる、とか聞きますね
タクシー業界が変わる気がないのに仕事取られるから反対って最高に格好悪い— 生ハム@米国株 (@namahamu1186) March 9, 2019
タクシー業界の声
日本ではタクシー業界がUberに対してデモを行っています。やはり多くのタクシー運転手が自分の仕事がなくなるからといった理由でライドシェアに反対の意を示しています。
タクシー経産省を取り囲む
ライドシェアに反対タクシー約400台が経済産業省を取り囲んでライドシェア所謂白タク営業の解禁で自らの客を奪われることに反対の声を上げた。デモに参加しているのはタクシー400台と運転手等500人で午後はライドシェアのサービスを手掛けるソフトバンク本社前でデモを行う pic.twitter.com/jIcBdVpv1S
— タクシーニュース (@Taxi_News_) March 7, 2019
この騒動に対しての皆の見解は・・?
このタクシー業界の騒動に対しての皆の見解が興味深かったのでシェアします。
「頑張っている人の仕事がなくなってしまう」←???
いやいや、資本主義ってそういうものじゃん。。。
どんな仕事であっても新しい仕事に取って代わられるからこそ、今の生活があるわけで。
過去にも衰退していった産業に携わる人達が頑張っていなかったとでも?— 山中|Erabo?運営していきます (@app_choice_LLC) March 9, 2019
これタクシー運転の人、思考停止になってるけど。解禁になったら勝手に自分で稼げば良いのに。何も会社に上前ハネられるのを黙って受け入れてる必要無いのに。安心の元タクシー運転手で稼げは良いのに。
— サツキ05 (@satuki160124) March 9, 2019
ライドシェア反対って
サッカーの試合で
サイド攻撃されまくってるチームが「サイド攻撃は強すぎるから規制しろ!」
「俺たちが勝てなくて困るだろ!」って叫んでいるのと本質変わらないんですが。
結果をきちんと見ることができなくなると
このようことになる。— ヤーマン⚡️最速昇格系リーマン (@yaman19900608) March 9, 2019
③既存業界>テクノロジー
Uberは最新のテクノロジーが既存業界の反対によって導入できていません。
これには同じような例があります。
例えば、先日Twitterでバズった「ハンコを撤廃し、デジタル手続きに変更する」という話。Eサインを導入することによって無駄な作業が増え、業務の効率化が図れるはずであるのにハンコ業界の反発によって導入が先遅れになりました。
ハンコに関して皆さんの声をシェアします
自分の仕事がなくなるからといって、新しい技術、時代の流れ、考え方に反対して、今持っているものをムリに守ろうとし、周りに強要するのはホントにやめてほしい。顧客は誰も得しないから。
ライドシェア↔️タクシー業界
電子手続き↔️ハンコ業界新しい環境で生き延びることに知恵を絞ってほしい!
— めんおう@伝えるもの書き (@mennousan) March 9, 2019
タクシー業界もハンコ業界も、別に仕事なくなっても知ったこっちゃないんだよなぁ。
ビジネスモデル考えられる人と仕事するなり別のスキルつけてドウゾ— 井上慎也@Webエンジニア (@ino_dev) March 9, 2019
ハンコ業界とタクシー業界の件は、普通のサラリーマンにも当てはまり、明日は我が身と常に考えないといけない
会社に特化して汎用性がないスキルだけになると、その仕事がなくなった瞬間に色がなくなる
人工知能やRPAで、どんどん職が奪われるのを覚悟し、僕らも常にスキルを磨く必要がある
— もふ社長@不動産投資家 (@mofmof_investor) March 10, 2019
④副業が完全に解禁されていない
Uberが日本で流行らない理由の一つとして副業に対する抵抗感があるのではないかと思っています。最近副業が日本でようやく解禁されつつあるも、やはりまだ副業の解禁を許していない会社も少なくありません。この方針ではなかなかUberがもし解禁されたとしても流行ることは難しいと考えます。
副業禁止は少子高齢化を悪化させているのでは?
アメリカでは副業禁止は一切なく会社が終わってからも自分のビジネスをやる人も少なくありません。したがって会社が終わった後にUberドライバーとして働く人や休日にUberをしてお金を稼ぐ人が一定数います。
日本も副業を解禁すると少子高齢化を少し減速させることができるのではないでしょうか?日本で少子高齢化の原因の一つは出生率の低下で、それは子供を養うお金のない世帯が増加しているからです。
Uberによる世帯所得の増加
Uberを解禁することによってそのような世帯の収入を増やし、子供を安心して産んでもらうようなシステムを作るべきではないでしょうか?
月収10万円下がってる ヤバすぎますね
世帯年収は20年前より120万円下落 550万円→428万円 pic.twitter.com/LHatLhN2RZ
— 株吉 (@cischaba) February 24, 2019
日本は高学歴以外稼ぎづらい構造
今の日本は高学歴で大企業に入ったような人の給料が高く、そのような企業に入れない人の所得は高いとは言えない状況です。Uberが入れば学歴や能力がなくても、客に評価されるような接客ができる人であればお金を稼ぐことができる社会の実現に少しでも近づく可能性があります。
例えば僕がアメリカで昔乗ったUberのドライバーは1週間20万円稼いでいると言っていました。ヤバすぎですよね。アメリカは日本に比べて物価は高いですが、日本でもUber解禁するとそこそこの収入源になる可能性があります。
⑤安全面に対するリスクを取れない
Uberのドライバーがタクシー運転手と違って一般人であることから、安全面を気にしていることも日本でUberが流行らない理由として関わっているでしょう。これはAirbnbが民泊法にひかかっていた時と似ている気がします。
アメリカでは誰でもUberドライバーになれるわけではなくてUberの審査に通った人のみがドライバーになることができます。そうすることによってある程度の運転手の品質を確保することができます。
UberやAirbnbが日本でダメなのは単に政府が既得権益とズブズブなので法規制が緩和されないからであって、フルに使えるようになれば安くて便利なので圧倒的に普及すると思いますよ。アメリカで流行っている電動キックボードも日本だと法律がクソなので乗ることすら出来ないし。 https://t.co/QpbwE32kxU
— へたれ (@_sushiy) January 30, 2019
これが日本だと利権を脅かすものは何であれ潰されるので、UberもAirbnbも普及しない。エアビに至っては早々と民泊の法律を修正、マンション組合が「民泊禁止」とかやり出したし。ペイパルも日本じゃ送金できないし。そろそろメルカリも危ない。なのにアマゾンみたいな米企業には平伏すのよね。 https://t.co/rVITu6QhJ5
— Yumi(明場由美子)🐱英語発音コーチ (@englishbootcamp) June 10, 2018
レビューで安全面は保証できるのでは?
このようなリスクを回避するのがレビューではないのでしょうか?Uberではレビューが一定の数値を下回ると運転することができなくなります。したがってドライバーは必然的に安全運転を心がけるようになります。客はレビューが低い車を拒否することができるのでこういった制度はドライバーの質の向上につながります。
⑥日本は公共交通機関が発達している
日本はアメリカと違って公共交通機関がかなり発達しています。私が住んでいるロサンゼルスだとバスや電車の交通網はほとんど死んでいて車を持っていないと移動することができません。そんな中Uberがあると自分の好きな場所にいくことができるため、アメリカでは便利な交通手段として考えられています。
Uberは不要・・?
一方日本は交通機関がかなり発展しているためUberは不要と考えられているかもしれません。しかし日本にも交通機関が死んでいるような地域は必ず存在していてUberがそれを解決する可能性を秘めています。アメリカでもニューヨークのような超都会でもUberは使われていますし、国土がかなり狭いシンガポールでも普通に利用されています。
したがって交通機関が発達しているからといってUberを拒絶する必要はないと思います。東京や大阪でも普通にタクシーが使われているためUberを利用する層はかなり多いはずです。
価格で勝負する、サービスで勝負する。
色々戦い方があるはず。
あぐらかいてきた既得権益の末路。大抵この後、この層の票が欲しくて媚びる政治家が出てくる。
— COO (@goo_gole) March 9, 2019
もはやUber のない世界がわからないニューヨーカーには、理解できないデモ
と上から目線で言ってみる。 https://t.co/HX8gbed490
— しょうたろ🇺🇸🇯🇵 @NY 会計税務 アメリカ進出 (@shonewyorker) March 9, 2019
タクシー業界の反対は日本だけじゃない?
実はタクシー業界の反対は世界でも起こっています。特にヨーロッパではそれが顕著で、大規模なデモやストライキが行われていました。ヨーロッパは意外かもしれませんがUberを割と規制しています。
スペインを代表するヨーロッパのいくつかの国では今の日本と同様に許可証のある車(タクシー)に限ってUberが利用できるという風になっています。ヨーロッパのUber事情についてはこちらの記事を参照ください。
まとめ
Uberが日本で流行り、誰でも簡単に副業できる社会の実現が訪れてほしいものです。Uberによって確かにタクシードライバーの中には仕事を奪われる人がいるかもしれないけどこの新しいテクノロジーによって新しい仕事が生まれるのも事実です。
ユーザーにとって利益のあるものが安価で使えるような社会が実現できるようになることを願っています。