「sympathy」と「empathy」両方辞書を引くと「同情する」って出るんだけど同じように使っていいの?
このような疑問を抱いたことありませんか?
この記事ではネイティブが「sympathy」と「empathy」の違いを詳しく解説します。
記事の信頼性ですが、例文、解説ともに全てアメリカ人に聞いたので間違いはないと思います。
Empathyの意味
「sympathy」と「empathy」ですが、「empathy」の方がわかりやすいので先に経験します。
empathyは同情するという意味なんですが、”なんでそのように感じているか理解している”という意味を持っています。したがって、自分が過去に同じような経験をしている時に「empathy」を使うことができます。
Empathyの覚え方
「sympathy」と混同しないように、「sympathy」に「emotion(感情)」がついたと覚えるのもいいかもしれません。自分が過去に同じ経験をしているからこそ感情的になれますよね?その時はempathyです。
Empathyは動詞でよく使われる
名詞のempathyが使われることもありますが、ほとんどの場合、動詞のemphathizeが頻繁に使われます。emphathizeの後ろにはほぼ必ずwithがつくので、emphathize withで覚えておきましょう。
Empathyの使い方
それでは例文を見てみましょう。わかりやすくするため文章はできるだけ短くしました。
テレビで地震を見た時
I empathized with the earthquake survivors since I also experienced an earthquake in my home town.
(故郷で地震を経験したことがあるから、地震で生き残った人の気持ちがよくわかる。)
アメリカの文化に慣れない時
Studies report that interracial couples have a hard time getting used to their spouse’s traditions;
(国籍の違うカップルは結婚相手の型に慣れるのに苦労すると調査は示している。)
for example, I empathize with how difficult it is to fit in the American culture.
(例として、私はアメリカの文化に馴染むことがどれほど難しいかよくわかる。)
fit in(to) cultureで「文化に馴染む」というイディオムでかなり頻出です。
火事で家を無くした時
I empathize with the people who lost their home in the wildfire because my childhood home was also destroyed in a fire.
(子供の時、家が火事で燃えたから、火事で家を失った人の気持ちがよくわかる。)
Sympathyの意味
「sympathy」は先程のempathyとは違って、「ただの同情」です。
つまり過去に同じような経験をしていないということです。それでは例文を見てみましょう。
Sympathyの使い方
それでは例文を見てみましょう。わかりやすくするため文章はできるだけ短くしました。
仕事が見つからない時
I sympathize with those who had a hard time finding a job.
(仕事がなかなか見つからない人はかわいそう。)
those who〜で「〜の人々」という意味になります。アメリカではかなり使われる表現の1つです。
子供が一人で家に残る時
I sympathize with the kids who have to stay alone because their parents are at work.
(親が働いているせいで家に残らないといけない子供はかわいそう。)
まとめ
よく意味が混同しがちな「empathize」と「sympathize」ですが、違いは理解できましたか?
つづりも似てて、意味もほぼ同じなので使う際には気をつけましょう。ただ「同じ経験を過去にしているか」だけの違いになるので、記事で述べたemotionの覚え方で覚えてしまいましょう。