ペルソナマーケティングという言葉を聞いたことありますか?
ペルソナ設定はマーケティング(ブログ集客やソーシャルメディア等)において必須の考え方で、そのペルソナの抱える問題や悩みを解決する(最終的には物を売る方向につなげる)ことができます。自分でユーザーの理想のキャラクターを作り、それを集客するようにサイトを運営していくことによって効率的に購買意欲の高いユーザーを集客することができるようになります。
残りの記事は、アメリカの大学で学んだ知識を元に、ペルソナの具体的な作り方とその重要性について解説しています。
ペルソナとは?
マーケティングにおけるペルソナとは、一言で言うと、集客したい理想的な顧客のことを指します。この理想像を集客するようにマーケティングプランを考えることがビジネスにおいては重要です。ペルソナ設定はアフィリエイトに特に有効で、ある一定のユーザーに対して記事を書いて、商品を販売します。
なぜペルソナ設定が重要なのか?
ペルソナがマーケティングにとって重要な役割を持つ理由は様々です。アメリカの大学ビジネススクールでも、プレゼンテーションをする際などは必ずペルソナ作りがあり、そのペルソナに対しての解決策を提供するという流れは定石でした。
ユーザーフレンドリーなサイトを構築できる
またペルソナを設定することで、どのようなサイト構造にしたらいいか、どのような言葉やトーンでコミュニケーションすればいいかなどがわかるようになり、よりユーザーフレンドリーなウェブサイトを構築することができるようになります。
ペルソナを考えずに一貫性のないサイトを作りあげてしまうと、ブログを再構築する必要が出てくる場合があり、時間、お金を共にかなり費やすことになってしまいます。ペルソナを使うことによって、常にユーザーの目線で物事を考えることができるようにもなります。
チーム内でのミスコミュニケーションを防ぐ
会社のマーケティング部門で仕事をする場合は、ペルソナを作成することで、チーム内での勘違いを防ぐことができます。一人で働いている時は何も問題ないですが、チームで働いている時はペルソナを設定していないと大変なことになることがあります。
仕事を外注する時は必要!
チームメンバーがペルソナを別々で失敗している場合、サイトが一貫性のないものになってしまい、ミスコミニケーションのせいで、時間を余計に浪費してしまいます。特に記事をライターに外注するときは注意してください。記事をお願いする前に先にペルソナを作って見せることをオススメします。そうでないと最終的なアフィリエイトでの制約が見込めなくなります。
カクテルパーティー効果
カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。これをカクテルパーティー効果と呼びます。
これと同じでペルソナを持たない発信では誰も興味を持ってくれません。しかし、ペルソナを持っているとある一定層は自分に話しかけられていると錯覚し、意識を向けるようになります。
たった一人の集客が超重要!
ペルソナを持たない集客方法はビジネスの一貫性を狂わせ、結果的に誰も惹きつけることができないという最悪の事態に皆さんを陥れます。作り上げたペルソナたった一人をどうやって集客するかが最も重要で、それが結果的に一番効率がよくビジネスを成長させ、同じようなユーザーを獲得することができるようになります。
ユーザーをコントロールしやすい
ペルソナをサイトで設定することによって、ユーザーのコントロールがかなりしやすくなります。つまり、購買意欲の高いユーザーを集め、自分が読ませたいページを読ませたり、物を買わせたりすることも可能になります。特に特化ブログでは効果が顕著に発揮されます。(特化ブログのメリットについてはこちらを参照)
ペルソナのデメリット
ペルソナを作成する際に生ずるデメリットもあります。
間違ったペルソナを作ってしまう可能性
ペルソナはある種仮説に基づかれて作成されます。つまり、その仮説が間違っているとマーケティングが失敗する可能性があります。イメージが先行しすぎると間違ったペルソナを作ってしまう可能性があるので、入念なリサーチが必要になります。
時間とコストがかかる
ペルソナは、架空の人物なので、どんどん肉付けしていきましょう。
そのためにはリサーチが重要です。最高のリサーチは「聞く」ということです。
友達に聞いてもいいですし、ビジネスの仲間にskypeで聞くのもいいでしょう。
メルマガでアンケートしてもいいです。ペルソナを肉付けしましょう。
— ロコ (@roco_rocoxx) December 29, 2018
上で説明したように正確なペルソナを作るとなると、ある程度のコストと時間がかかります。イメージだけではペルソナを作成することは不可能なのでリサーチやインタビューが必要不可欠になってきます。
ペルソナをどうやって作ればいいのか?
以下の手順に従ってペルソナを作っていきましょう。マーケティングで必要なペルソナはかなり具体的に作り込むことです。
基本的データを設定する
次に具体的な質問をペルソナに行っていきます。年齢、性別、地域、収入、社会的地位、家族構成、性格、趣味等、より詳細にペルソナを設定しましょう。これらは後々記事のネタにかなり貢献してきます。(このデータによって他にどのようなトピックに興味があるか推測できるため)めんどくさいかもしれませんが、時間をかけて設定しましょう。
顔写真を選ぶことは効果的!
次は顔写真を選んで、このペルソナに当てはめます。これは非常に有効で、ペルソナに人間味が出るようになります。イメージがより具体化するのでペルソナについて考えやすくなります。
ペルソナが持つ悩みを考える
ここが一番重要なパートです。「ビジネス=誰かを助ける」です。したがって、自分のペルソナが具体的にどのような問題に直面しているかを考えることは非常に重要です。その問題を解決するような解決策を提示してあげればいいだけです。
クリックされない内部リンク
=ユーザーの検索意図とずれている
=ペルソナが違っているこんな内部リンクは評価されない
→サイト設計を間違っている— YUKIMO@WEB/SEO (@yukimoto0321) December 21, 2018
ブログに置き換えると、ユーザーの探している情報をブログ記事に持っていればいいわけです。つまり、Google検索させることによってペルソナの問題を解決してあげる必要があります。ペルソナの悩みや疑問を先ほど設定したデータを参考にして加えていきましょう。内部&外部リンクなどはその派生で、ペルソナが記事を読んでいて追加の情報が欲しいと思ったところにそのようなリンクを貼っておけばいいのです。
また記事単位ではなく自分のサイト全体によってペルソナの悩みを解決することができることが理想です。つまり、特化ブログの方が雑記ブログよりもはるかにペルソナを設定しやすいというわけです。(特化ブログの他のメリットについてはこちらのリンクを参照。)
モチベーションを考える
ペルソナが何に対してモチベージョンが上がるか考えます。ペルソナにモチベーションを与えるような記事を提供することも必要です。例えば、将来アメリカで働きたいと思っている方に対して、どうやってアメリカで仕事をすることができるかという記事は需要があります。ペルソナのモチベーションを上手く利用することで効率的に集客することができます。
人間は感情で動く生き物ですから、「あなたはダイエットした方がいい」と正論をかざすよりも「痩せればこのようなメリットがある」のようにモチベーションに訴えかけた方がヒトは動かすことができます。
ペルソナを使ったブログで気をつけること
最後にブログでどのような記事がペルソナに役に立つかを考えます。ブログでは、「ペルソナの悩みや疑問、潜在的な悩みを解決するような記事」が必要になってきます。この「潜在的な悩み」については内部リンクや外部リンクが役に立ってきます。
ブログを書くときのコツは「自分の専門分野」を発信することですが、リサーチでは「狙ったキーワードでググりつつ、ペルソナを明確にして、どの情報をペルソナに提供すべきか」を考えると良い。
少し難しいかもですが、ポイントは「ググった情報を書くんじゃなくて、頭の中の情報を書く」という点です— マナブ@バンコク (@manabubannai) November 23, 2018
記事作成において注意すべきこと
「この一人のペルソナに話しかけるようなサイトや記事を作る」ことと覚えておいてください。自分のペルソナを全力で満足させるサイト構築をするということを念頭に置きましょう。そうすれば次第に集客がうまくいくようになります。ユーザーエクスペリエンスが一番重要です。
またキーワードの検索意図を汲み取ることも非常に重要です。Googleは最近RankBrainというアルゴリズムを用いて、検索順位を決めています(RankBrainについてはこちらのリンクへ)。ユーザーの検索意図に沿わない記事を作成しても上位表示されることはありません。
検索語が増えると検索意図が明確になる。こういう3語とかの検索ワードの検索意図を集めるのがリサーチの1つ。集約すると意味的に3〜5つぐらいになってこれがそのジャンルのペルソナになる。
— アクセル先生@寺子屋SEO (@axcel0901) September 20, 2017
ブログ記事のイントロダクションに注意
ブログ記事を書くときはイントロダクションにかなり注意しましょう。最初の数文でペルソナを引きつけないと、ブログを読んでもらえません。つまりイントロでペルソナに当事者意識を持たせることは必要不可欠なわけです。
SEOキーワードで競合調査をするときは、「上位サイトの導入文」に着目するといいですよ。
というのも、導入文をみることで、その記事のペルソナが明確化しやすいからです。競合サイトの導入文を読みつつ、その記事のペルソナをイメージしつつ、どういった言葉がペルソナに刺さるのかを考えると吉です😌— マナブ@バンコク (@manabubannai) September 23, 2018
過去の自分をペルソナにするのも一つの手!
ユーザーにとって有益な情報をブログ記事を通じて配信するわけですから自分にある程度その記事の知識があるはずです。皆昔はそのような知識がなかったわけですから、「過去の自分」をペルソナにするのはかなり良い手法と言えます。(自分が何に困ってどのような情報を欲していたか一番わかっているため。)
【なかのの夫ラジオ】@nakanonohusband
「記事の書き方・キーワードの選び方」
①誰に
パスタ食いたい人にとラーメン勧めない
②何を
「ハワイ 天気」のキーワードなら旅行で「服装」を決めたいひと
深掘りして考えるペルソナ=過去の自分
過去の自分が悩んだり調べたことを書くと書きやすい!
— 高橋俊介@OsmoPocket (@goldmistakes) July 11, 2018
Yahoo知恵袋を使ってペルソナを見つける
Yahoo知恵袋や2ちゃんねるには数多くの質問が投稿されています。そのような質問を持つユーザーはペルソナになりえます。TwitterやInstagramでも見つけることができるので、キーワードを拾って記事を作成しましょう。
ペルソナを探るためによく知恵袋見るけど、
こと女性向け商材に関してはインスタグラムも見てます。
サプリとか美容ジャンル。
インスタでよく見つかるのは、・知恵袋には出てこない悩み
・言い回し
・新しいキーワード
・比較的若い世代に限った話題知恵袋だと少し堅めなので男性の自分には重宝。
— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) March 5, 2018
結論
マーケティングにはペルソナは必要不可欠です。ペルソナを使うことでより効率的に集客することが可能になります。ブログではロングテールキーワードを使ってペルソナの問題を解決するような記事を量産することがアフィリエイター、ブロガーとしての成功の道です。(ロングテールキーワードについてはこちらの記事を参照ください)