ロングテールキーワードっていう言葉を聞いたことがあるけどその実態がわかっていますか?
ロングテールSEOを使いこなせるようになるとブログで自在に集客することが可能になります。またアフィリエイトで高収入を叩き出すことも容易になってきます。
この記事では、ロングテールキーワードの選び方やメリット、デメリットについて解説しています。
目次
ロングテールキーワードとは?
ロングテールキーワードとは、3つ以上のキーワードで構成される複合キーワードです。ロングテールキーワードを使うことでユーザーの本当に求めている物を把握しやすくなります。ニッチ度が増すと競合性の低い状態が続くグラフが長い尻尾のように見えるため、ロングテールキーワードと呼ばれるようになりました。
ロングテールキーワード(ニッチキーワード)はマーケティングやブログの集客に必要不可欠の考え方です。
ロングテールキーワードがなぜ使われるようになったのか?
かつてインターネットがない頃は店を出してビジネスをするという手法が一般的でした。
しかし、インターネットが普及して以降、どの場所からでもユーザーを集客し、物を販売できるようになりました。そこで、ロングテールキーワードが使われるようになりました。先ほどの図を見てわかる通り、ニッチ度が増すと(キーワードの数が増えると)キーワードの競合性が低い状態が続くのです。
ニッチな市場はGold Mine
つまり、ニッチな市場を狙うとキーワードの競合性が低い状態で戦うことができるのです。オンラインで物を売るということは、今まで実際の土地で売っていた時に比べ、獲得できる可能性のあるユーザーは多いものの、その点競合性はかなり高くなります。
したがってロングテールキーワードは不可欠な戦略なのです。
ロングテールキーワードの例
「アメリカ 高校 留学 授業料」のようなキーワードはロングテールキーワードとみなすことができます。このような複合キーワードに対して記事を書いていくことがブログ戦略では必須です。検索数が少ないのではないかと心配されるかもしれませんが、このようなキーワードは「アメリカ 高校 留学」や他のキーワードにも含まれます。
最近のGoogleはユーザーの検索意図によって検索結果を変えているので、他のキーワードでも表示されるので、検索数はそこまで心配する必要はありません。
どうやってロングテールキーワードを見つけるのか?
では具体的にどうやってそのようなロングテールキーワードを選べばいいのかと思うかもしれません。この動画でどのようにロングテールキーワードを選定するべきか解説されています。
Google Adwordsを使う
ロングテールキーワードはUber Suggestを使いましょう。コツはUber Suggest(ウーバーサジェスト)を使って検索数が高く、競争率の低いキーワードを選択してください。ただしシーズンやトレンドによって変わるものは検索ボリュームが変化するので注意が必要です。
Google検索を使う
もう一つのやり方として、「Google検索」を使う方法があります。実際に「アメリカ 留学」などと検索窓に入れてその後ろの予測変換を見ることでどのようなロングテールキーワードが存在するか見ることができます。このやり方で注意しなければいけないのが、Google検索では自分の存在する位置やトレンド、季節によってキーワードが変わるということです。
Googleのサジェストを使う
ロングテールキーワードを見つけるもう一つの方法として、Google検索でのサジェストを見るという方法があります。「アメリカ 留学」と入力するとそれに関係するロングテールキーワードを見ることができます。これも先ほどの検索窓に入れる場合と同様の注意が必要です。
ロングテールSEOにはどのようなメリットがあるのか?
ではロングテールキーワードに具体的にどのようなメリットが存在するか見ていきましょう。
①高いコンバージョン率
ロングテールキーワードは高いコンバージョン率を可能にします。(コンバージョン率とは:ユーザーに何らかの行動をとらせること)検索キーワードが多いということはユーザーは求めている情報が決まっている、もしくは検索ワードが少なすぎて情報が得られず追加したケースを指します。
ニッチなキーワードでも、検索ボリュームと購買意欲がダブルで見込めたらメチャンコおいしいからな。#ロングテールキーワード
— 滝廉太郎(あっちのほう) (@aisyansyan) January 13, 2019
例1)
例えば、ユーザーがGo ProのHero5を買いたいけど、買う前にレビューを知りたいとします。この場合「Go Pro Hero5 black レビュー」のように調べるはずです。ここでしっかりとしたレビューを書いた記事を持っていて、Amazonのリンクを貼っているとそこから買われる可能性はかなり高くなります。
先程と違って、もし「Go Pro Hero5 black」がキーワードの場合、ユーザーは「レビュー」を探しているかもしれないし、「使い方」を探しているかもしれません。少ないキーワードではユーザーの意図が取れないことになります。
キーワード選定は、ロングテールをメインにすることが鉄則。
初心者はビックキーワードから、記事にしていくことが多い。
これが、稼げない一つの理由。
ロングテールキーワードを書き続けた結果、ビックキーワードが取れているようになる。
— ツヨシ@月収60万ブロガー (@24shi_web) January 11, 2019
例2)
他の例を出すと、「アメリカ 留学 エージェント」のキーワードを探しているユーザーは、自分が求めている情報が非常に明確です。したがって「アメリカ留学の際におすすめのエージェントまとめ」のような記事を読んでくれるというわけです。
キーワードが少ないとユーザーが求めている情報ではないものを提供してしまう可能性が十分にあるので、高いコンバージョン率は見込めません。
②検索結果上位が取りやすい
ロングテールキーワードを使うとSEOに効果が現れるようになってきます。キーワードの数が多ければ多いほど、競合の数は減っていくので、検索上位に表示されやすくなります。
また、同様に競合も弱くなっていきます。Googleはユーザーの検索意図に合っていないコンテンツを除外していくので、キーワードを増やしていくにつれて、競合が次第に弱くなる傾向が高いです。
ロングテールキーワードではありますが、いくつか検索1位になってました◎
これはモチベあがりますね!
SEOなんて何一つ知らなかった私でもキーワードをしっかり選べば1位になれます。
他のキーワードも徐々に順位上げていきたいですね!— かっしー🌴かしわんち。 (@dawasika2017) January 8, 2019
つまり検索トップ表示される確率がかなり高くなることを意味します。全体アクセスの90%は検索結果の最初のページに集中するので、競合の数が減りさらに弱くなることは、検索エンジンから大幅な集客を可能にします。
先ほど言ったように皆さんの中には、検索ボリュームが少なくなるのでは?と思う人がいるかもしれません。検索ボリュームが多くても全くクリックされないのでは意味がありません。先程もお伝えしたように、検索結果の最初のページに入らなければ集客は相当難しいです。
③インデックスが増える
ロングテールキーワードを使うことでGoogleにインデックスされるページが増えます。ロングテールキーワードを使うということは言い換えると、コンテンツがより具体的になることを意味します。
記事内容が狭くなるので違う内容の記事を量産することが可能になってきます。また記事の量が増えていくということはそれだけリーチが増えていくことを意味するので、いろいろな記事から集客しやすくなります。
個人的な考えですが、「Google神の、超ロングテールキーワードを拾う精度がかなり高まってきている」という感じがしており、発信者側がキーワードに合わせなくても、Googleロボットが調整してくれる時代なのかなとも思っています https://t.co/CiiybI34fN
— マナブ@バンコク (@manabubannai) September 29, 2018
ロングテールキーワードに応じたコンテンツを大量にウェブサイトに持つことで全体のアクセス数を大幅に稼ぐことができます。また内部リンクや関連コンテンツを活用することによって、さらにユーザーに他のページへのアクセスを促すことができ、ビュー数が増加していきます。また特化サイトにより近づくのでGoogleからより高く評価されるようになります。
④コンテンツの質が上がる
ロングテールキーワードはコンテンツの質を上げることを可能にします。記事内容が狭くなるとユーザーが探している情報に対してそれだけ濃い内容の記事を書くことができるのでそれはユーザーエクスペリエンスを上げることに繋がります。
キーワードが少ないとそれだけいろいろな場所をカバーした記事を作成することになるので、記事の全体内容が薄くなってしまいます。そのような記事ではユーザーが本当に見つけたい情報が見つけられないため、サイトからすぐに立ち去られてしまいSEOに悪影響を及ぼします。
自分の悪い癖で気を抜くと広く浅い記事になりやすいことに気づいた。
ロングテールキーワードを狙った狭く深い記事で上位を取りにいき、
テーマ自体もニッチで網羅しやすいものを選ぶ
狭く深い記事だけで、ニッチテーマを網羅する
特化サイトはこれがいいんだろうな#手遅れ
— シータ@ブログ攻略中7万PV突破 (@reuse_theta) December 16, 2018
ロングテールキーワードのデメリット
間違った使い方をすればロングテールキーワードもマイナスに働いてしまうので注意が必要です。
超ニッチを攻めまくる
初心者が実際に検索されていないキーワードに対して記事を書いてしまう懸念があります。元々のやりたいことは検索ボリュームがある程度あるところでロングテールキーワードを狙うことによって競合性が低くて済むということでした。あまりもニッチ市場でさらにニッチなキーワードを狙ってしまうといつまで経ってもPV数は伸びていきません。
注意しないといけないのは検索結果で一位になったところで、「本当にそのキーワードで検索されているか?」ということです。検索されていないワードで一位を獲得してもあまり意味はありません。
一つ一つのコンテンツが薄くなる
ロングテールキーワードを使おうとするあまり記事を詳細に分けてしまい一つ一つのコンテンツが薄くなってしまう可能性があります。Googleのアルゴリズムの記事で述べているように、Googleは薄いコンテンツをかなり嫌っていて、Indexしなくてもいい(検索結果に表示しなくてもいい)とまで言っています。
したがって、ロングテールキーワードを使って作ったコンテンツでも決して内容は薄くしてはいけません。内容が薄いといくら競合が弱く少ないとはいえ、検索結果で上位表示されるのは厳しくなっていくでしょう。
ロングテールキーワードをどのように使えばいいのか?
ロングテールキーワードを使う時には自然な形でコンテンツの中に散りばめるようにしてください。記事の中に無理やり入れようとすると文が不自然になり、ユーザーエクスペリエンスが下がります。
またロングテールキーワードをH1タグの中に含めるようにしてください。H1タグによってGoogleに対してコンテンツの内容を伝えることができるので、H1タグの中には必ずニッチキーワードを入れるようにしてください。
結論
ロングテールキーワードは集客数を上げるには必須のコンセプトです。トップページから集客するという考えから、末端ページ強化による全体アクセス数増加という考えにシフトしましょう。
ニッチキーワードの検索ボリュームの少なさを心配するかもしれません。しかし実はそれは逆に競合が少ないことを意味するのでプラスに働きます。根気強くニッチ市場を攻めていくことで近いうちに努力が報われ、必ず全体のアクセスが大幅にアップするようになります。