アメリカ 日本人 仕事

アメリカで仕事を取るのは簡単ではありません。

特に大学を卒業したばかりで社会人経験のほとんどない方はアメリカで仕事を取るのはかなり厳しいです。

実際僕もロサンゼルスで仕事を取るのにかなり苦労しました。(現在25歳)

この記事ではアメリカで仕事を取るために気をつけた方がいいことを僕の経験からシェアします。

 

 

アメリカでの就職の仕方

アメリカ 就職 仕方

アメリカで就職する場合は転職サイトのようなところに登録して行うのが一般的です。

 

以下の4つのサイトで就職活動を行うことが必須になります。(求人が多いため)

LinkedIn(Facebookの就活バージョンみたいなもの)

Indeed(かなり多くの求人がある)

Monster(Indeedより給料の高い仕事が多い)

Craigslist(ローカルな仕事)

 

とりあえず上で紹介したこの4つに登録しておけばアメリカの就活は問題ないでしょう。これらのサイトで自分のプロフィールを作り、求人に対してアプライするという形がアメリカでは普通です。

 

日本人向けのサイトにも登録しておく

上で述べた4つの求人サイトはアメリカ人がガチガチに使っています。

つまりかなり競争が激しくそこから内定を取るのはかなり至難の技です。(経験者は語るw)

 

なので、以下の日本人向け求人サイトに登録しておくことをオススメします。

JAC Recruitment(求人件数が圧倒的に多い)

リクルートエージェント(日本最大手転職サイト)

ビビナビ(ロサンゼルス、ハワイ向け)

 

1 専攻をかなり慎重に選ぶ

アメリカ 専攻

アメリカでは専攻が就活に直結します。これ超大事です。

アメリカで働く場合と日本で働く場合で通う大学、選ぶ専攻が変わります。

 

専攻によってはアメリカに仕事がない

日本で働くことが目的ならアメリカの有名大学の倍率の低い学部を選んで卒業すれば大丈夫です。しかしアメリカでOPTを高い給料をもらって働きたい、アメリカで企業からサポートしてもらって働きたいと思っている方は必ず専攻選びを慎重になってください。

 

アメリカ人より優れてないといけない

なぜ専攻が大事かというと企業からサポートしてもらう場合は、あなたが他のアメリカ人より優れていると示さないといけないからです。アメリカでビザを発行するのはアメリカ政府です。アメリカ政府は誰でもアメリカに簡単に入れるようなことは許しません。(最近トランプ大統領になって特に厳しくなっていると言われています。)

通常学部卒だとこの抽選&厳選で就労ビザが取れる可能性は30%弱と言われています。(先日移民弁護士に聞きました。)

 

普通のアメリカ人ができない仕事を見据える

エンジニア等、誰でもできないような仕事でかつ英語をあまり必要としないものはアメリカで学部卒でも比較的就職しやすく、後々ビザも出やすいです。以下で示すような専攻を選んでおくとアメリカでの就活が後々楽になります。

しかしもうアメリカで就活がハードになる専攻をもう選んでしまった場合はどうすればいいの?という方も少なくないと思います。

それについては以下で解説します。

 

 

2 履歴書のフォーマットを整える

履歴書に力を入れることはかなり大事です。最近Indeedで僕のチームに入るCandidate(候補者)の履歴を毎日のように見るんですが、まあ履歴書が見づらい人が多いです。

アメリカの履歴書は過去の仕事内容について箇条書きにして書くのですが、中身の薄い人や1行しか書いていない人等、さまざまいます。今までの過去の経験について数行箇条書きで完結にまとめましょう。

 

履歴書は必ずアメリカ人にお願いする

履歴書を作る場合は必ず社会人でかつアメリカ人にお願いしましょう。

履歴書に書く英語は難しい英語を使う必要があるので日本人だと無理ゲーです。アメリカの企業は拙い英語で書かれた履歴書を見てくれるほど寛容ではありません。競争倍率が高いので僕もプロフェッショナルな英語が使われていない方は面接に呼ばないです。

3 カバーレターをつける

アメリカ カバーレター

アメリカではカバーレターといって履歴書に添える手紙を書くのが通例です。正直カバーレターを履歴書につけていない方は割といます。僕が面接する時はカバーレターがない人はほとんど面接に呼びません。

カバーレターには自分がなぜこのポジションにフィットするのかを過去の経験とすり合わせて書きましょう。また自分が会社にどのように貢献して利益を出すことができるかについても書きましょう。

英語版の履歴書、カバーレターを書いてほしい方はTwitterのDMにてご連絡ください。

TwitterのDMに連絡する

4 ポートフォリオの作成

ポートフォリオと呼ばれる、自分の作品(デザイン、ウェブサイト、コーディングファイル等)を持つことはアメリカで仕事を取るためには必須です。このポートフォリオがあれば就活は少しは楽になりますし、もしない場合は履歴書を見てもらえない可能性すらあります。

 

ポートフォリオがないと履歴書を見てもらえないかも・・

僕は今何百と履歴書を見ていますが、ポートフォリオを載せていないレジュメをそもそも見ていません。いちいち全部のレジュメを細かく見る時間がないためです。ポートフォリオはいわば自分がこのようなことができるという証明なので、一番スキルを見るのに最適です。

僕はアメリカで就活をする際には自分のWordPressのブログを見せてこのキーワードでこれだけ集客していると見せていました。

 

履歴書のわかりやすい位置に

ポートフォリオを履歴書に載せる場合にはわかりやすい位置に配置するようにしましょう(履歴書の上部など)。今企業で採用しているのですが、何回かポートフォリオを見逃したことがあります。

履歴書の中でわかりづらい場所にポートフォリオのリンクが掲載されてると採用担当が見逃す可能性が多いにあるので注意が必要です。

 

 

5 面接練習を何十回もする

アメリカ 面接練習

面接練習は僕たち非英語圏の移民には必須です。面接練習してないとアメリカ企業から仕事を取れることはまず不可能でしょう。日本語面接でも練習してないと無理なのにましてはアメリカ企業との面接となると難易度は100倍以上違うでしょう。

僕は友達と30回以上は練習し、あらゆる質問に対する解答を作って丸暗記してました。Twitterで友達でシアトルのAmazon本社でエンジニアとして働くゆうさんも同じようなことを実践してました。以下の記事を読むことを強くお勧めします。

Amazonシアトル本社の英語面接のために僕がしたこと

 

想定外の質問はもちろんある

実際丸暗記したところで想定外のことは必ず聞かれるので頭の中が真っ白になりますが、練習していないといくら英語が堪能でも相手の期待を上回るような答えを言うことはできないでしょう。

 

企業にどのように貢献することができるか?

また面接する時にに注意しなければいけない点は「会社にきちんと利益を貢献できるか」をきちんと述べることができるかです。これ本当に重要です。僕のアメリカ人の友達が人材派遣会社でいろんな方を担当しているのですが、彼女も同じことを言っていました。

今僕はチームメンバーを採用する立場なので面接する時にかなりこれを意識しています。私はチームとして会社に利益を出さなければいけません。そこに即戦力として活躍できる方をIndeedで探しています。利益の出せない方を雇うほどのリスクは負いたくないんです。

学生でそこまで言うのは経験不足のため難しいかもしれませんが、文系の学生なら「僕はプロジェクトにかかる時間を〜によって何%削減しました」のような感じで利益に貢献したという形で答えることをおすすめします。

 

 

面接結果は態度に大きく左右する

また面接に臨む際のメンタルもかなり大事です。有名なTED TALKで「Your Body Language Shapes Who You Are」という動画があります。要約すると「ポジティブなポーズを面接の前に2分間取ると面接で合格できる確率が上がる」という動画です。

6 長期インターンを学生の間からする

アメリカ企業社会人経験のない全くない留学生をお金を出して雇うことはほとんどありません(専攻が良かったら別)。したがって学生時代の間にインターンをやってない状態でアメリカで就活をしてしまうと採用されることはほぼ不可能です。

経験者もいっぱいアプライしてきている中で、そのような経験値のない外国人留学生にお金を出して雇うアメリカ企業があると思いますか?冷静に考えて少ないですよね・・

7 小さな会社で高いポジションを取る

アメリカ ポジション

アメリカは日本と違って会社名ではなくポジションを重視します。したがって大きな会社の末端で働くより小さな会社で地位が高い方が高く評価される傾向にあります。特に文系の学部の場合はインターンでは比較的小さい会社に入って、Managerポジションを獲得するなどが大学卒業後の就活に有利に働きます。

 

前の会社からの推薦状が大事

また小さな会社に入っておくと上司やCEOとの距離が近くなるので、リファレンス(推薦状)をもらえる可能性が高くなるし、そのボスからのコネクションで仕事が見つかる可能性が高くなります。逆に大きい企業に入っているとボスとの関係性はあまり親密ではなく、かつ良いポジションもほとんどの場合もらえないので、学卒の就活にはあまり響かないでしょう。

 

Manager経験が重要

Managerの文字が履歴書に入るだけで大分見栄えが変わります。仕事をアプライする時、ポジションによってはManagerを2~4年経験していることが必須条件になっていることもあるため、最初は入りやすいインターンでできるだけ人をManageするポジションまで取ることをおすすめします。

留学生はアメリカで学生の間はキャンパス外で有給で働いてはいけないため難しいですが、無給のインターンシップでもとにかく働かせてもらうことをおすすめします。(学生の間は勉強が忙しくて難しいですが、夏休みなどを利用して。)

 

 

8 コネクションを有効活用する

アメリカでは人脈がかなり大事です。アメリカは友達の紹介などを上手く使うと仕事が取れる確率が格段に上がります。僕は正直アメリカでコネクションにかなり助けられました。

在学中にたくさんの友達を作ったり、Meetupに参加するなど人脈を広げることに徹してください。留学生だと友達がいない状態でアメリカに来ている方が多い、かつ英語もロクに話せないので人脈を広げることは簡単ではありません。

 

人脈を通じてインターンを取る

アメリカでは無給のインターンシップを見つけるのも難しい中、人脈を持っているとより簡単に仕事をGETすることができます。特に人脈を見つける際におすすめなのが日本人コミュニティーに積極的に参加することです。

留学生の中には日本人を積極的に避ける人も少なくありません。しかし、社会人の日本人の場合は学生を助けてあげる場合が経験上多いので、とにかく頼るという姿勢が大事になります。

 

日系企業でのインターン

日系企業でインターンとして働かせてもらうのも一つの手です。いきなりアメリカ企業から仕事を取るのはもちろん簡単ではありません。まずは最初に日系企業で働かせてもらうことで経験を積み、学校を卒業したあとにアメリカ企業にチャレンジするでも問題ないと思います。日本人コミュニティーの中で米国企業で働いている方から企業につないでもらえるかもしれません。

 

日系コミュニティーの人脈

僕は個人的に日本人コミュニティーにかなり助けられました。特に僕が参加していたのは慶応大学の同窓会で僕は慶応出身ではないですが呼んでもらっていました。慶応の同窓会ともあってすごい人がよく来ていたため助けてもらうことが多かったです。また今は社会人の立場なので、インターンシップを学生に紹介したり、知り合いにつなぐこともよくやっています。

9 日系企業に就職する

アメリカ 日系企業

学部を卒業してアメリカ企業で働きたいという方はかなり多くいると思います。しかしアメリカ企業への就職は現状かなり難しく、需要のある専攻を卒業しているか、良い履歴書を持っていないと企業から面接にすら呼ばれないこともザラにあります。

しかもOPT期間では仕事を探す期間はたった3か月しかないのです。3か月以内に仕事が見つからなければ、日本へ帰国しなければいけません。

 

アメリカで働くには書類が必要

3か月前から仕事探せばいいじゃんと思うかもしれません。しかし残念なことにその3か月前に仕事探しをしても誰も雇ってくれません(特にアメリカ企業)。ソーシャルセキュリティーナンバー(個人ナンバー)とEADカード(アメリカで合法的に働ける証明書)の2つを面接中に見せる必要があります(ほとんどのアメリカ企業で聞いてきます)。

この2つはその3か月の期間の前には届きません。したがって前もって企業にアプライとしても面接で必ずrejectされます。

 

OPT期間の就職はかなり難易度が高い

この3か月にアプライして面接を行い内定を勝ち取るのは正直言ってそこまで簡単ではありません。僕の友達ではこの3か月に仕事が見つからずやむをえずに日本に帰国した子も少なくありません。特にアメリカ企業で働きたいと固執してしまうと専攻が悪かったり履歴書がよくないと仕事はほとんどの場合見つかりません。

 

日系企業に就職する

“アメリカに残りたい”これが目標なら日系企業にアプライするのも一つの手だと個人的に思います。給料はアメリカ企業に比べて安い傾向にありますが日本人どうしの争いになるので競争率が圧倒的に低くなります。またOPTが終わった後のビザサポート(H1-Bビザ)してもらいやすいです。

アメリカに残りたい場合はビザサポートについて真剣に考えなければいけません。H1-Bビザは企業の能力の高い人材に対してのスポンサーで、最終的にはアメリカ政府によってその取得の可否を決定されます。アメリカ企業に勤めるとそもそもH1-Bビザについて知らない企業も出てきますし、H1-Bビザをスポンサーしてもらう能力を短期間(半年~1年間)で会社に示すのは簡単ではないでしょう。

 

日系企業ならスポンサーしてもらえるかも・・・

アメリカ政府はアメリカ人の雇用を守りたいため、「アメリカ人ではなくなぜあなたを雇う必要性があるのか」を示す必要があります。アメリカ企業でこれを示すのは本当に能力が高い場合に限ります。なぜかというと、H1-Bビザ取得者に対して会社は少なくとも$60,000の給料、かつH1-Bアプライのための弁護士費用を負担しなければならないからです。

そのような金額を払ってでもアメリカにいてほしいと思われる人材になるのは簡単ではありません。一方日系企業ではそもそも日本語を話せる人が多くないため、あなたに残ってもらう必要性が場合によっては生じてきます。そして今まで多くの日本人のビザサポートを行ってきているため、ビザに関する知識もあります。よって日系企業の方が比較的簡単にビザを取得することができます。

10 人材派遣会社を使う

エイジェンシー(人材派遣会社)を使うのも就活を円滑にする一つの手です。アメリカ人の友達Aが人材派遣会社に勤めていたので登録してもらいました。人材派遣会社に誰でも登録していると、勝手に僕のキャリア、履歴書にあった仕事が紹介で送られてきます。しかも人材派遣会社であらかじめCandidateを選び、選りすぐりの人だけが企業と面接できる機会を得ることができるので比較的仕事が取りやすいなと感じました。

僕は幸いなことに友達が働いていたので企業に推薦してもらったり、事前にどのような質問が来るかや面接でどのように答えればいいかを教えてもらっていたので、就活がより楽になりました(それでも英語力や経験値不足で落とされたこともありました・・)

11 OPTウェルカムの仕事を探す

アメリカ OPT

“とにかく仕事がほしい”場合はLinkedInやIndeedなどでOPTも受け付けている仕事にアプライするのもコツです。友達はこの戦法を使っていました。正直僕が受けた何社かはアメリカの市民権かグリーンカードを持っていないとダメだよと言われたのでこの戦法は使った方がいいと思います。

やはりアメリカ企業は”1年間しか働けずその後ビザサポートの必要な移民”を積極的には雇いたくありません(能力が高ければ別だが)。OPTを積極的に受け入れている企業にアプライするのは生き残るには必須と言えるでしょう。

12 場所を変える

仕事を探す場合はまず地域を絞って探すことになるので自分の住んでいる地域以外の場所にもアプライすることもかなり重要です。僕の友達は自分の住んでいる地域のみで就活を行い見事に失敗して日本に帰国していました。

”仕事を取る”ことが目的ならそのために引っ越すことも視野に入れておかなければいけません。新卒採用がないアメリカでは自分の地域でポジションが必ずしも空いているわけではないということを念頭に入れて置かなければいけません。

 

 

13 Indeedでアプライする時間に気をつける

indeed アプライ

IndeedやLinkedInでアプライする時間も考えた方が賢明だと考えます。これは僕が人を採用する立場になって気づいた点です。今多くのCandidateの履歴書を見ていますが、アプライされた順番では見ていないということです。つまり夕方5時頃にアプライすると最悪で、その夜間、朝の間に多くの履歴書の中に埋もれてしまいます。

僕は朝にレジュメを見ることが多いので朝10時頃にアプライすると僕のパソコンのIndeedの画面の一番上に表示されることになります。これは結構大事なことで、企業は良い人が見つかると人を探さなくなるからです。アプライする時間が悪く埋もれてしまうと企業から履歴書を見てもらう機会すらもらえない可能性があるということです。

まとめ

アメリカで仕事を見つけるのは簡単ではありません。

特にアメリカの学校に通ってOPTの期間中に納得の行く仕事を取ることはほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。今回の記事で述べたように自分の目標によっては妥協しないといけない状況にも陥るかもしれません。

就活前にできるだけ多くの情報を知り、準備することが最も大事です。